設計の課題を克服する – episode 2
Episode 1で、私たちは今回のプロジェクトの目標とDTVシュレッダー設計プロジェクトの課題を紹介させていただきました。今回、Episode2の記事では、ライダー(乗車する人)のためのプラットフォーム、「ボード」を設計した様子をご紹介します。使用したのは、3DEXPERIENCEプラットフォームに接続されたSOLIDWORKS、安全なクラウドストレージ、組み込みまれたコラボレーションアプリ群とデータ管理アプリなどです。
DTVシュレッダーアセンブリをライトウェイトモードで開くと、ロード時間が短縮され、パフォーマンスが向上します。ライダー(乗車する人)には立つ場所が必要です!サイズと設置位置については、他のコンポーネントを参照しながら、アセンブリのコンテキストで新しいボードを設計していきます。
新しいプラットフォーム(ライダーの乗車する場所)を設計するためのスケッチアイデアがいくつかありました。SOLIDWORKSの「スケッチ図」として挿入可能な画像をトレースすると、SOLIDWORKSで、正確な線、や円弧、などに変換できます。
人間工学に基づいた「ボード」の形状は、楽しいライディング体験を提供するための鍵です。曲率コームを有効にすることで、ボードの曲率を視覚化できます。単純なスプラインでボード形状を表現することは可能ですが、スタイルスプラインに変換すると、曲率をさらに細かく制御できます。
基本的なサーフェスモデリングとは、アイデアをスケッチ(2次元の面)からソリッド(3次元形状)に変換する最も簡単な方法です。アセンブリモードで引き続き作業しながら、シュレッダーフレームの取り付けポイントを参照して、完全にフィットする取り付けボスを作成していきます。
ライダー(乗車する人)の安全は常に見逃せない重要なポイントです。駆動力を提供するための最良の方法は何でしょう?スケートボードに使用されるような従来型のグリップテープは、費用効果の高いソリューションです。しかし、デッキの曲率が大きすぎて、フラットなステッカーではうまく貼れないということはありませんか? SOLIDWORKSの展開(Surface Flattening)機能を使用して、ステッカーが十分に伸びなかったり、シワシワになったり、平らにならない可能性のある領域までも事前に評価できます。
もう1つのオプションは、射出成形部品に組み込むことができるでこぼこの表面テクスチャを作成することです。これは、一般的な押し出しおよびパターン機能では実行が難しく、再構築時間に影響を与える可能性があります。3Dテクスチャツールは、システムのオーバーヘッドが低く、複雑なパターンの設計を簡素化します。これは完璧です。
次に、デコボコの表面テクスチャを貼ってみました。これは、射出成形部品にしようと考えていたのですが、一般的な押し出し機能やパターン機能では実行が難しく、再構築時間に影響を与える可能性がありました。そこで、3Dテクスチャツールを使って、システムの負荷を最大限に抑え、複雑なパターンの設計を簡素化することにしました。これは完璧だったと自負しています。
デザインに関する情報は全て、常に保存できる準備ができている3D EXPERIENCEプラットフォーム。私たちのデータは常に安全で最新のものです。コラボレーションアプリにより、チームメンバーに変更を通知できます。リビジョンや承認ステータスなどを一目で確認でき、一貫して管理されたデータは、すぐに使用することができます。
1つのプラットフォームを使用し、複数のアプリケーションに別々にアクセスすることなく連続してアプリケーションを行き来することができることが、こんなに作業環境を変えるとは、正直予想していませんでした。3D EXPERIENCE SOLIDWORKSを使用して設計するだけで、SOLIDWORKSソフトウェアのすべての機能が提供されるだけではなく、プロジェクト管理やコラボレーション機能も使用できます。
設計ワークフローの詳細を確認するには、是非、トライアルしてみて下さい。
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