SOLIDWORKSユーザー向けクラウド対応シミュレーションツール

SOLIDWORKS®シミュレーション機能は、実際の負荷を受けたときの部品やアセンブリの動作をデジタルに予測するのに役立ちます。開発プロセスのすべての段階で製品のパフォーマンス、信頼性、耐久性、安全性に関し事前に検証し、製品の故障に伴うリスクを大幅に軽減できます。

シミュレーションは、製品に関する次のような重要な疑問への回答を得るのに役立ちます。

私の製品は思った通りに機能するのでしょうか？十分な強度はありますか？その強度はどれぐらい続くのでしょうか？
負荷に対して過剰な強度でしょうか？材料を無駄に使っていませんか？もっと軽量化できますか？
熱の影響を受けやすいですか？無線周波数は最適ですか？
製造できますか？

SOLIDWORKSユーザーのための多彩なシミュレーション機能

SOLIDWORKSから接続することができる、3D EXPERIENCE®Works Simulationポートフォリオで、SOLIDWORKSから連携したワークフローにより、業界をリードするSIMULIA技術を使用して高度な現実的なシミュレーションを実行できます。安全なクラウドベース環境で、設計およびシミュレーションデータを保存、管理、および共有します。シンプルなWebブラウザからシミュレーション結果を確認および比較できます。実績のあるAbaqusテクノロジー(構造解析)、計算流体力学（CFD）、電磁気(電磁場解析)、およびプラスチックシミュレーション(樹脂流動解析)など、より広く包括的なソリューションを活用できます。

さらに、3D EXPERIENCEプラットフォームを使用すると、職場でも、自宅にいても、移動中でも、作業できるだけでなく、同僚との共同作業も可能です。ひとつの場所に集結した企業であろうと、マルチサイトの国際企業であろうと、マネージャーや経営幹部を含む製品開発チーム全体が、ダッシュボードとコミュニティで最新の情報を共有できるユニークな方法をご提供します。

3D EXPERIENCE Worksポートフォリオのシミュレーション機能には、次のものが含まれ、さらにスケーラブルなソリューションにも発展させることができます。

・線形および非線形構造静的、準静的、および動的解析（Abaqusテクノロジー）。滑り接触、大変形、および超弾性材料が含まれます。
・四面体、レンガ(六面体)、シェル、ビーム要素など、さまざまな要素の定式化とタイプを備えた高度なメッシュツール
・一軸および多軸荷重、応力およびひずみ寿命の定式化、材料耐久性ライブラリ（350を超える材料）を含む疲労シミュレーション（fe-safeテクノロジー）
・クラウドの強力なコンピューターでコンピューティング機能を拡張し、計算時間を短縮するハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）

すべてのシミュレーション分野のベースをカバー

3D EXPERIENCE Works Simulationは、統合されたクラウドベースの製品開発環境を提供し、設計チームとシミュレーションチームが自宅、職場、または移動先でも製品開発業務の継続を可能にします。設計およびシミュレーションデータはクラウドに安全に保存されるため、チーム全体で24時間年中無休で利用できます。設計者とエンジニアは、大規模なシミュレーションをより迅速に計算できるだけでなく、シミュレーションをクラウド上でリモートに実行しながらローカルコンピューティングリソースを解放できるため、作業時間を節約することができるでしょう。

プラットフォームのデータ管理には、製品のライフサイクルを系統的かつ効率的に管理するのに役立つ多数のアプリを使用することができます。すべてのデータが1か所にあるため、誰もが唯一で最新の情報源へアクセスでき、かつ同期できます。複数のリビジョンや、派生した情報にアクセスするのではないため、エラーのリスクは大幅に減少するでしょう。ユーザーは、相互にリンクされた設計データとシミュレーションデータを素早く検索することができます。

シミュレーションにより、エンジニアは材料はもちろん、時間をも無駄にすることなく、デジタル環境で無制限の仮想テストを実行できます。問題の防止、設計の改善、新しいアイデアの試行を同時に行うことができる環境で、エンジニアが物理的なプロトタイプを作成せずにさまざまなシナリオを試すことができます。