設計の「新しい価値」

従来、図面にはエンジニアの個人名が「署名」として使用されてきました。
「技術」とは、個人が背負い、何人もの承認者を経て合格したものというお墨付きが「図面」、という構図だったのでしょうか。一方、特許などは組織的に管理することが推進されている昨今。今後もこの状況に変化はないのでしょうか?
今や、設計は、組織の枠を越え、国際的なサプライ チェーンにまたがる高度なコラボレーション型のプロセスになっています。現代の設計における変化を受け入れながら、企業は、今後、何をしていくべきなのかについて考えてみたいと思います。

最先端の製品は、機械的部品が大部分を占めるような構造ではなくなっており、組み込みシステムやIoT(モノのインターネット)などとの接続を複雑に組み合わせ、さらに、回路基板、センサー、ケーブル、アンテナなどの電子機器が製品の処理能力や検出パフォーマンスの機能を担っています。組み込みソフトウェアが、これらのシステムを制御し、人と製品(機械)の間のインテリジェントなインターフェイスを提供しています。もちろん、後で分析できるように、データはIoTプラットフォームにストリーミングされ、リモート監視機能も利用できます。これらの技術的要素はすべて、最終的には総合的に連携して機能する必要があります。

このような現代の製品で起こっている要素「構成」の大変化が、設計プロセスに影響を及ぼさないわけがありません。しかし、製造業に関わる多くの企業が、機械設計の細部に渡り検証、精査し、重要な決定を下してきた歴史があるため、なかなか現状のプロセスから抜け出せていない、という事実はないでしょうか。社内の他部署と連携することなく、設計部隊だけが開発を進めることはもはやできません。多くの調整が必要で、かつ、時間を使って慎重に対応しなければならないのに、手間や時間を惜しんで新しいプロセスに移行することを避けてはいませんか?
今こそ、設計部隊が、企業の「ハブ」となって部門と技術、人と情報をつなぐ時です。
設計の新しい価値について、ご興味のある読者の皆様は、このホワイトペーパーをご一読下さい。コラボレーション(共同作業)によって成果を出す時です。

SOLIDWORKS

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