設計をはじめる その前に考えるべきこと

既存設計の品質向上は、少しでも「より良く」を目指すために、全く新しい設計をする機会を失っているのかもしれません。設計を開始する前に、近年の設計環境においては、チームは既に、いくつかの課題を持っています。

 

  • より多くの標準部品を使用する、既にシステムに保存済みの部品をもっと再利用することを考える
  • 新規アセンブリの中に、再利用または転用できる部品を含む類似したアセンブリが存在しないのかを検討する
  • 本当に、将来のために作成するアセンブリなのか、または将来同じアセンブリが適用されるのかを考え、部品の再利用を念頭に置いて新規アセンブリを設計する
  • 新規ではあるが、ネジ、ブラケット、ベアリング、または同様に単純な部品を再利用することを考える

 

3DEXPERIENCE® Marketplace PartSupply をご存じですか?3DEXPERIENCE® Marketplace PartSupply は、これらの課題解決に役立ちます。ご存じない方のために説明すると、PartSupply とは無料のオンライン部品カタログで、1,700 を超えるプロバイダーから提供された今すぐに使用できる 3D 部品が掲載されているのです。

 

さらに素晴らしいことに、PartSupply は、SOLIDWORKS® デスクトップ製品、3DEXPERIENCE SOLIDWORKS などのクラウド接続型製品、3D Creator などのブラウザで稼働するSOLIDWORKS Cloud製品上で、直接統合して使用できるのです。

注)一部、統合のためにアドインが必要な場合があります。

 

直接統合できることにより、お客様は、フォルダ検索と全く同じ状況で、標準部品を早く検索し、そのままダイレクトに使用することができます。

社内に「標準部品」がない、という企業は少ないかもしれません。ボルト、ブラケットなど、すでに設計で使用された実績があり、多くの業界で利用されている普遍的な形状または共通のジオメトリを持つ部品は、再利用または「標準化」して、設計で再利用することで、開発時間の短縮、品質の維持、発注/納品までの時間短縮、など、多くの効果を期待できます。

 

PartSupply では、キーワード検索を使用し、さらに、誰が、何を、どこで、カテゴリ、プロバイダー、国など、絞り込むフィルターを追加することによって標準部品を検索できます。

部品が見つかったら、SOLIDWORKS にドラッグ&ドロップするか、PartSupply メニューから 開く、挿入、置換オプションを使用することもできます。「開く」ボタンによって、SOLIDWORKSが個別の部品として部品(ファイル)を開きます。「挿入」ボタンは、部品を SOLIDWORKS のアセンブリに挿入します。 また、「置換」ボタンを使用すると、SOLIDWORKS アセンブリ内の部品を置換して、アセンブリでそのまま使用できるようになります。

 

希望する部品を手軽に検索できるだけでなく、類似部品と比較し、さらに「開く」「挿入」「置換」などのオプションを使用できます

PartSupply の優れた機能の 1 つに、ボルトなど、特定の3D形状を、たとえば SOLIDWORKS デスクトップから直接検索できることです(前述の通り、統合させるか、またはアドインが必要です)。 アセンブリ内のボルトをクリックすると、フィーチャーツリーでハイライト表示され、ボルトを右クリックすると、ドロップダウンメニューも表示されます。ドロップダウンメニューには、「類似部品をPartSupplyで検索」コマンドも表示されます。

 

ボルトなどの「形状」などのワードによって部品を検索できます。フィーチャーツリーからボルトを選択して右クリックし、PartSupply で検索を開始することができます。

 

 

「類似を検索」オプションをクリックすると、PartSupply は、別のウィンドウを起動し、選択した「ボルト」に一致する全ての、または、類似するボルト、がポップアップ表示され、最も関連性の高いと検索された部品が、一番上に表示されます。 各オプションをクリックすることで、プロバイダー、仕様の詳細などを確認できます。 気になる部品が検索できたら、上述のドラッグ&ドロップ、挿入、置換などのオプションを使用して、部品をチェック、検証し、必要であれば使用/追加できます。

後で使用することが予想される場合は、ローカルフォルダや PDMシステムに保存してしまいましょう。もちろん、クラウド接続が可能な 3DEXPERIENCE プラットフォーム製品をご使用であれば、簡単に保存できます。また、企業の部品ライブラリが存在する場合は、そのライブラリに追加しておくと便利です。 追加費用はかかりますが、御社のカスタム部品ライブラリを、直接 PartSupply に含めることができるオプションもあります。

 

統計によるとエンジニアの48%、ほぼ半数のエンジニアが、サプライヤーまたは標準部品の検索に、1日1時間を費やしているそうです。好きなことをする時間をもっと増やしたいですよね? 創造性を発揮し、より注意を払う必要があるものにより多くの時間を費やして、もっともっとデザインを追求しましょう。

 

まだ PartSupply を利用していないお客様は、ここにアクセスしてアカウントを作成し、メリットを実感してみて下さい。

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