やり投げのオリンピック選手、SOLIDWORKSで金を狙う

4年に一度、世界中のアスリートが一堂に会し、世界の頂点を目指して競います。わずか数秒や数センチの差が勝利の栄冠と敗北の苦しみを分ける、大勝負の舞台です。優秀なアスリートがもう一歩踏み出す必要性を認識すると、彼らは数学選手(マスリート)に変わります。ここでは、カナダ人のやり投げ選手でオリンピックにも出場したElizabeth Gleadle氏と、SOLIDWORKS販売代理店のJavelin Technologiesについてお話しします。

Gleadle氏は現在やり投げで世界第6位にランキングされ、その実力で表彰台に立っています。2015年にトロントのパン アメリカン競技大会で金メダルを獲得し、ゴールデン グランプリ陸上を2度防衛したディフェンディング チャンピオンです。

Javelin社の3Dプリント室を見学するGleadle氏

 

2015年後半にJavelin Technologiesと提携して以来、Gleadle氏はこの企業と一緒に、最高の結果を出すのに役立つ3Dプリント製品を開発しています。まずこのチームは協力してeDrawingsを使用し、移動時にやりを安全に運べる独自の保管ケースを開発しました。ご想像どおり、長いやりを持っての移動は通常、空港で注目されます。

 

その後、このチームはGleadle氏のトレーニングを支えるデバイスを作成しました。3Dプリントされた筋膜マニピュレーション用の理学療法デバイスです(理学療法と言ってはいますが、筋膜とマニピュレーションが1つになっていることだけでもメダルに値します)。JavelinのAEは、背中と肩の筋肉の緊張をほぐすトレーニング用の補助器具が欲しいというGleadle氏の要望を、手の形をしたツールとして実現しました。Gleadle氏はこのツールを筋膜リリース デバイス(Fascial Vector Release Device:FVRD)と名付けました。Gleadle氏は現在、FVRDを持って遠征に出かけ、理学療法士が一緒にいなくても筋肉の緊張を和らげています。FVRDの設計については、こちらを参照してください。

 

パリやカナダ選手権の行われるエドモントンへの移動を含め、Gleadle氏のスケジュールはぎっしり詰まっています。移動の多い彼女にとって、彼女の新しいデバイスは間違いなく重宝されるでしょう。

Gleadle氏とJavelinの取り組みについては、こちらを参照してください。TwitterInstagramでGleadle氏(@Javelizz)をフォローし、ぜひ彼女を応援してください。カナダ、頑張れ!

 

吉田 聡

吉田 聡

マーケティング部 ポートフォリオ イントロダクション スペシャリスト