SOLIDWORKS World 2018 – Communityって素晴らしい!

SOLIDWORKS World 2018、いよいよ、2月5日(月)から、一般プログラムが開始されました。この写真は、月曜日の朝、ここから始まる1日目の風景。それこそ老若男女が、空いた席を見つけてただ朝食を食べ始めるのですが。。。食べ終わったところからが、スゴイ。


左から、David、Emily、Joe、Suzanne、Mark (お名前を全員の方に確認できなかったので、ここではこちらの仮名でご紹介します。私のイメージで命名しています。)

Davidは、SOLIDWORKS使って1年目のエンジニア。Emilyは、働き始めてから大学に通い、もう2つ以上の学位を取得して、現在はエンジニアリングスクールで教鞭をとっている先生。Joeは、小さい頃からお父さんの影響で、何かを作ることが好きで、今は、カスタマイズ可能なバイクの設計も製造も、趣味でやっている人。一番右側が、熟年のエンジニアMark。話をしているうちに、Markは、Joeのお父さんと同業(航空宇宙産業)だったらしい歴史が。Joeが、10歳のころ、お父さんは、ガレージでいつも何か作っていて、同僚がいつも遊びにきていたそう。今思えば仕事に関わるプロトタイプを週末にガレージで作っていたみたいだ、というのです。これを聞いた、Markは、「お父さん、どこ出身?」「どこ大学?もしかしたら、俺の同級生か?」ということになり、話が盛り上がりました。

Markは、「俺、図面大嫌い」といい、Emilyは、「エンジニアリングスクールでは、もはや図面の授業は注目されてないですしね」と。エンジニアリング学科を卒業しているSuzanneは、SOLIDWORKSをバリバリ使えるそうですが、“製造”については経験なし。図面は必要ないと教えているようです。でも、Suzanneが、コーヒーを取りに行ったスキに、「許容寸法だけは覚えてもらわないと、モノが作れないからね」と愚痴るMark(笑)。

かと思えば、私達が、日本から来たSOLIDWORKSの社員だと知ると、「俺、この間、日本に行ったばかりなんだ。日本は、とっても美しくて、本当に日本人は丁寧で優しい。新幹線も最高だ。そうそう、俺は、名古屋の大きなコンベンションセンターで開催されたKyarakyuriを見に行ったんだ。あってる Kyarakyuri?」とMark。「????、あー、「からくり」ね!モーション(機構解析)でしょ!」「そうそう!」。Markは、ポートメッセ名古屋で開催された「からくり改善くふう展」を見に行ったんだそうです。などなど、どんどん話は盛り上がり、朝食の時間は、あっという間に過ぎていきます。


Day1のお昼の光景:朝食に引き続き、昼食の会場は、こんな感じの混雑加減です。朝より、もっと空席を探すのが大変になっています。

Cloudはオプション

やっと見つけた、テーブルでは、もう既に、Day1のGeneral Sessionの話でもちきり。「やけにCloudの話が多かったよね」と言っているのは、NAのエンジニア(ここでは、仮に、Robert)。昨年のSOLIDWORKS World2017にも参加していて、去年はずっと雨だったことも覚えていらっしゃいました。「Cloud嫌いですか?」と尋ねると、「好きとか、嫌いとかではなく、企業がどんなビジネスを展開していこうとしているかに依存しちゃうよね」とRobert。Onshapeのことも、Fusion360のことも良く知っていて、今度は、隣人から質問が。「Onshapeって何?」。「SOLIDWORKSは、元々、PTCにいたエンジニアがスピンアアウトして作ったCADなんだ。”全ての設計者に、3DCADを”、って、高価だった3DCADを誰でも買えるような価格に引き下げた。でも、今度は、SOLIDWORKSから離れて、100%CloudのCADを作っちゃったんだよね。それが、Onshape」とRobert。只者ではない、何でも知っています。

「Cloudは、オプションってGian Paolo Bassi(CEO)も言ってたよね。SOLIDWORKSは、どんどん凄い機能を20年間蓄えてきてるんだけど、僕なんかだと、自分の使っている機能はその一部だけに限定されてくるんだよね。そんな風に考えるユーザーもいるんじゃないかなぁ。企業内で、あるセクションは、SOLIDWORKSの限定された一部の機能だけで部品が作れちゃうとすれば、そのセクションの人は、機能はSOLDIWORKSほどないけど、ブラウザで動く、軽いCADを導入を考えるのも、インフラの1つだよね」。そしてこうも付け加えてくれました「だって、SOLIDWORKSから提供されるCloud製品は、SOLIDWORKSとの互換性があるんでしょ?だったら、SOLIDWORKSの“Cloud”っていうのも悪くない」Robertは、もしかして、影のSOLIDWORKSセールスマン?

第1回目のSOLIDWORKS Worldがパームスプリングスで開催されてから、今年でなんと20回目。パームスプリングスで開かれた第1回目にUser Groupが立ち上がり、ここまでSOLIDWORKS Worldを支えてきてくださったPhil Sluder氏が、General Sessionで登壇しました。彼の、SOLIDWORKS World参加率は、100%。全回参加の20回目。わたしとほぼ同じ?!朝早くから、世界中のSOLIDWORKSユーザー皆様は、エンジニアリングに、SO CRAZY! こんなCRAZYな人達に会える3日間に、本当にワクワクしています。

 

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